-Hitman in Oblivion- その1:ヒットマンAnvilへ

◆このロールプレイの俺ルール。
1.ゲーム「ヒットマン」の47を意識する。
2.魔法は使わない。
3.毒以外の錬金術を使わない。
4.基本的に『仕事』で使った道具は処分する。
5.普段は普段着で。『仕事』の時はTPOに沿った服装を。





船はようやく港へ到着した。俺は全ての乗客の後で、船を下りた。

Cyrodiil。独自の文化と軍事力を持ち、陰謀と暴力が渦巻いている。
駆け出しの3流暗殺者には少々タフな大陸だ。



俺はAmericaから渡ってきた職業的な暗殺者だ。名前は無いが、便宜上『49』と呼ばれている。
語るには長いが、俺には兄弟がいる。



これが兄貴だ。同じく職業的な暗殺者だが、腕は超一流。他にも兄弟はいたが、多分生きているのは俺と兄貴だけだ。それも話せば長い。
俺は兄貴と同様、暗殺者として生計を立てていたのだが、ある依頼でしくじってこんな辺境の大陸まで飛ばされる事になってしまった。
担当のマネージャーいわく、「消されなかっただけありがたく思う事ね。向こうでのあなたの世話はLucien Lachanceに任せてあるわ」との事だ。



この大陸にはAmericaのような機械文明はない。だから着ている服も建築物も随分異なってくる。つまり、俺のこの格好は非常に目立つということだ。
また、Americaからの出航の都合上、俺が持ってこれたのは着ていた服とCyrodiilでの通貨、そして僅かな食料とマネージャーからのメモだけだ。この大陸には銃や車は無いが、代わりに魔法というものが存在している。当然、俺には魔法なんてものは使えないが。



マネージャーからのメモによると、新しい『組織』と連絡を取るために『仕事』をしなければならないようだ。
場所はInn of Ill Omen。名前はRufio
『仕事』が完了すればそれが合図となり、Lucianの方から接触してくる。
しかし、そのInn of Ill Omenまでが非常に遠い。今いるAnvilから出発するとなると、徒歩で3〜4日かかりかねない。



そこで、街の外にある馬小屋から一匹、頂いていく事にした。これなら早いし、足も疲れない。
長い仕事になりそうだ…。